「白い空間」
居心地がいい「癒しの空間」
どこの美容室にも望まれることで、当然の要望だと思います。
しかし、ストレートに応える事は、数ある美容室として埋没になるし、
一般的に捉えがちな、木を活かした空間とか、やわらかな素材が
「癒しの空間」に繋がっているかは・・・。なところもありました。
木を活かした空間づくりとして、木の板張りとか、木目調の壁というのは
通常、人の手によって建材として使いやすいように加工されています。
それでも「癒し」の効果が表れるのは木の強さだと思いますが、
それ以上に「生きている木」の方がはるかに癒されます。
それなら、「生きている木」を活かす空間とは?
に対する私なりの答えは「白い空間」でした。
「白い空間」と言うのは、空間づくりとしては未完成のまま引き渡し、
オーナーさんの手で、観葉植物や花を置いてもらうことによって、
居心地がいい「癒しの空間」が完成する。そんな空間を目指しました。